転職の準備とは?押さえておきたい3つのこと
スキルアップのため、給与を上げたい、仕事へのやりがい、ワークライフバランス、人間関係、健康上の問題など、転職を考えるきっかけは人それぞれです。
実際に転職活動を始めるとしたら、何を準備すればよいのでしょう??
転職エージェントで年間約150名の転職を成功させてきた元キャリアアドバイザーが転職の準備として押さえておきたい内容をまとめました。
転職の目的(軸)を定める
どんな理由であっても会社都合の退職でない限り転職は不満からのスタートです。現状では自分が求めていることを実現できないという不満です。ここで重要なのは、その不満部分だけが先行した転職活動は失敗につながりやすいということです。
転職は自分が気持ちよく働き、充実した日々を送るためのもので、それを目的に進めたほうが、よい結果につながる確率は高まります。まずは転職によって実現したいことをしっかりと定めましょう。
転職で重視する項目をこまかくチェック
転職の目的が定まったら、次にやっておきたいのが重視する項目をチェックすることです。
表のような項目で「実現したいこと」「ゆずれない条件」などを決めておくと、実際に求人を探すときにぶれずにすみます。ただ、重視する項目を増やしすぎると条件にかなう求人が見つからないという事態にもなりかねないので注意してください。
給与
- 年収○万円(例:年収500万円)
- 月収○万円
- インセンティブ
- 残業手当
- 賞与
- その他( )
仕事内容
- やりがい
- キャリアアップ
- スキルアップ
- キャリアチェンジ
- 裁量を持って働く
- その他( )
ワークライフバランス
- 勤務時間
- 休日(土日祝休み)
- 残業時間
- 育児・介護休業
- 副業OK
- その他( )
職場環境
- 企業規模
- 成長企業
- 職場の人間関係
- 個性を尊重
- 教育制度
- その他( )
その他ゆずれない条件
自己分析・キャリアの棚卸し
これまでの経験を振り返りながら、自分にできること、仕事をするうえで大事にしていたことを考え整理しておくことも大切です。ここで考えたことが後々レジュメ作成の基礎となってきます。
もし次に希望する会社、職種が明確であるならば、そこでは何が必要とされるのかまで考えておくと、転職活動もスムーズに進めていけるでしょう。
難しく考える必要はなく、仕事でやってきたこと、その具体的な実績(できるだけ数値化する)、身につけたこと、できること、大事にしてきたことを箇条書きでもいいのでまず書き出してみましょう。
また、自分の市場価値や性格的な強みを知ることも転職活動に役立ってきます。なかなか自分では判断できないときは友人・知人から客観的な意見を聞いてみるのもよいでしょう。
転職サイトにも便利なサービスがあるので紹介させていただきます。
ミイダス
ミイダスは数分程度質問に答えていくだけで、自分の市場価値を具体的な数字で知ることができます。
そのほかにも、職務適性やマネジメント資質が分かる適性検査もあり、今後のキャリアを考えていくうえでとても参考になるのでおすすめです。
公式サイトhttps://miidas.jp/
リクナビNEXT
リクナビNEXTには無料会員登録をすると誰でも利用できるグッドポイント診断というサービスがあります。
リクルートが持つ独自のノウハウを活かして開発した本格診断サービスで、簡単な質問に答えて18種類の性格的特徴の中から自分の強みを5つまで診断してもらえます。
無料なのでお手軽に利用でき、占いみたいで面白いので自己分析にぜひ活用ください。
公式サイトhttps://next.rikunabi.com/
転職成功の鍵は転職準備が握る
転職準備をしっかりとしていれば、いざ転職活動!というときにスムーズに進めることができ、転職に妥協することもなくなります。
働きながらの準備は大変かもしれませんが、今回ご紹介した3つのポイントを踏まえて、自分自身がいきいきと働ける次のキャリアを見つけましょう。