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【退職理由】円満退職に使った建前と本音について

【退職理由】円満退職に使った建前と本音について

会社を退職する時、どういう理由にすれば円満に退職出来るのだろうか?と考える人は多いかと思います。このページでは円満退職出来る退職理由を紹介してみます。



会社に伝えた退職理由について

本音と建前を使い分けるのが日本人ということで、実際は会社に不満があって退職する場合でも、自分都合で辞めますと言って辞める人が多いようです。まずは建前の退職理由を紹介していきましょう。

家族、結婚などの事情

私の職場の上司はこの理由を使って退職していきましたが、この理由の場合は会社側としても引き止めようがない理由であり、円満退職しやすい理由でしょう。実際に多くの人がこの理由を会社に伝える退職理由として使用しています。

更に付け足せば、辞めると伝える1ヶ月ぐらい前から伏線を張っておくともっと上手く辞めることが可能です。
転職活動をする時にも、親の体調が悪く病院に付き添いに行くので午前中(午後から)休ませてくださいと時々休めますし、最終的に内定が決まって辞めることになっても家族の体調が思わしくないので、しばらく看病に専念するため会社を辞めさせて欲しいと言えば穏便に退職することが出来るでしょう。会社から介護休業してはどうかと引き止められる可能性もありますが、レアなケースだと思います。

実際に家族の体調が良くない場合も稀にありますが、転職理由のトップが家族などの事情になっていることを考えると、ほとんどがただの言い逃れであると思われます。

家族の事情は最も無難な退職理由だと言えるでしょう。

自身の体調不良

次によくあるのが自身の体調不良を退職理由にするパターンです。

私の会社に来ていた派遣社員の方の話なのですが、元気そうだったのに急に体調不良で退職しますと言って退職していきました。

その翌月、その人は会社に訪れて開業届を出して独立しましたので、直接契約で雇ってくださいと言いに来ました(出来る人だったので外部スタッフとして即採用)。
体調不良は派遣会社を辞めるために使った理由だったようです。

ここまで露骨なパターンは珍しいですが、体調不良で働けないと言われれば会社側としては受け入れるしかありませんので、円満に退職しやすい理由だと言えるでしょう。

体調不良の場合も転職活動中に面接へ行く時に使える理由になるので、具合が悪いので病院へ行きますと午前休(午後休)を取りやすいですね。
ただ、私の場合、医師の診断書を出せ!と言われたことがありますのでその点は注意が必要です。

やりたい仕事ではなかった

この理由も使いやすい退職理由の一つです。私も使ったことがありますが、その会社では実現出来ないような仕事をしたいと言えば、会社としてはどうしようもないので引き止めようがありません。

私の場合、会社自体がIT系の企業だったのですが、どうしても社内Web担当者になりたいと言って辞めました。受注案件しかしていない会社で社内Web担当者という仕事は実現不可能なので、転職するしかないという理由です。

この理由を使う人はそれなりに多く、前の職場の同僚もIT以外の仕事をしたいと言って辞めていきましたし、思い返せば私が販売員だった時もものづくりの仕事をしたいと言って辞めました(この時は言い逃れではなく事実でしたが)。

業界・会社の将来が不安

これもかなり引き止めづらい退職理由です。

最近ではインターネットの普及により雑誌出版業界が不況で発行部数は減り続けています。
こういった事実を前にして、業界・会社の将来が不安で辞めたいと言われれば受け入れざるを得ないというのが実情でしょう。

同業種の会社が買収されたり、次々とだめになっているような会社で働いている場合はこの理由を使いやすいですが、好調な売上を上げていたり、業界の将来性が明るいような会社で働いている場合は使えない理由となるでしょう。

また、その会社の上司や幹部クラスの人が会社の将来は明るいと信じ切っている場合などは話し合いがこじれる可能性もあり、もしかすると円満退職出来ない可能性もあるため、おすすめの退職理由とは言いづらい面もあります。

社風が合わない

これに関してはどうしようもないことなので、会社側としては引き止めようがない退職理由と言えます。

私も5社以上の会社で働いてきましたし、転職活動の際は面接で様々な企業に触れてきましたが、時々社風の癖が強いなと感じる会社がありました。

この会社の社員は洗脳されてるのかな?って感じるぐらい、何か変な雰囲気だった会社もあります。そういう会社で働くと合わない人は働きづらいと思います。

私の働いていた会社では、なぜか社長が会社にホームベーカリーを持ってきて帰る時に翌朝焼き上がるようにセットして帰るので、朝会社に行くと死ぬほど焼き立てパンの匂いが充満して、最初はキッツーと思っていましたが慣れました。
こういう変わった社風というか風習があるような会社は小さな会社に多く、合わない人には合わないと思います。

法令を違反していないレベルなら受け入れて慣れるしかありませんが、合わない人は十分退職理由になるでしょう。

残業・休日日数が少ないなど拘束時間が長かった

この理由を使う人も多いようですが、この理由の場合はまだ会社に交渉の余地を残していると言えるでしょう。退職の意思はあるが、会社側の出方次第では辞めずに働いても良いと考えている人には使える理由だと思います。

拘束時間が長すぎて私生活に大きく影響するということはよくある話ですし、実際前にいた会社の上司は残業時間が長すぎて離婚してしまったそうです。

その人はバブルの時期に印刷会社で働いていたらしいのですが、新婚だったにも関わらず仕事で家に帰れない日々が続き、ある日奥さんに逃げられたとのことです。ただ、その時貰っていたボーナスは手渡しで封筒が机に直立するレベルの分厚さだったとのこと…。奥さんはもったいないことをしたかもしれません…。

あまりに拘束時間が長いと過労死してしまう可能性もあり、十分退職理由として使える理由でしょう。若干、会社側を批判しているとも言えますので、円満退職でことを荒立てないで辞めたい人にはおすすめしない退職理由です。

退職理由の本音は?

上記は退職する時、円満退職したい人がよく使う建前的な退職理由でしたが、本音の退職理由は全く違うものとなっているようです。

人間関係が悪かった

本音の退職理由では、圧倒的にこの理由が多くなっています。仕事や会社は選べますが上司は選ぶことが出来ません。そのため、理想の会社だと思って入った会社でも最悪な上司に当たってしまった場合は辞めざるを得ないという状況が発生しがちなのでしょう。

私の場合も販売職の時、最初の店長は非常にいい店長で毎日やる気を持って仕事を出来ましたが、本社から左遷されてきた店長に代わってからは職場の雰囲気が最悪退職者が続出しました。

結局会社というのは人で出来ているものなので、どの会社で働くかというよりはどんな人と一緒に働くかが重要になってくるのでしょう。
雰囲気の良い会社なら多少労働条件が悪くても辞めようという気持ちも起きないもので、給料が安かったり、拘束時間が長くてもブラック企業だと思わず働くことが出来ます。大抵そういう企業は業績も良く長く続く会社となっています。

労働環境に不満があった

長時間労働が当たり前の会社で体を壊してしまったり、プライベートが全くなく家には寝に帰るだけのような働き方を余儀なくされる状況が続いているという人がこの理由で退職しています。

私の働いていた会社もIT関係の企業だったため、労働環境はあまり良くなく、忙しい時期は2ヶ月ぐらい土日も会社に行って仕事をしていましたし、追い込みの時期は会社に泊まって仕事をしていました。

こういった働き方は体を壊すリスクが高く、最悪の場合は過労死してしまう可能性もあります。上司は30代で倒れて1ヶ月以上入院することになりました。

月100時間以上の残業が慢性化しているとさすがに過労死レベルであり、そうでなくても突然うつ病になってしまう人もいます。

私の知り合いにも旅行代理店での仕事が大好きすぎる人が一生懸命仕事をしていましたが、ある日突然会社に行けなくなり何年も休職を余儀なくしています。働きすぎは知らず知らずのうちに心も体も蝕みますので危険を感じる前に退職することをおすすめします

給与が低かった

給与が低く生活出来ない場合や、同年代と比べ明らかに年収が少ない人(例えば、久しぶりに学生の頃の友人と飲みに行った時に自分の年収を言ったら「えーそんな給料、俺新卒でもらってたで!」と言われた人など)にはこれが退職理由になります。

私が秋葉原の小さなIT企業で働いていた時は、年棒制と言う名の定額働かせ放題の制度だったため、ボーナスはなしで年収は非常に安くなっていました。
そんな時に同窓会で友人に年収を言うと「新卒でもろとったで!」と言われてかなり悲しい思いをしたことを覚えています。その時の年齢は28歳で新卒から5年以上働いた結果の給料だったので、そのセリフはかなりヘビーなパンチでした。

正直、一人暮らしをしていると東京では相当厳しい状態で、通勤も1時間以上かかる場所に住み(家賃が安いから)、毎日カップラーメン生活で貯金もほぼなかったことを考えると本当に給料が安かったと思います。

結局、給与が低すぎるということで転職して一気に年収を上げることが出来たので、この友人の一言はナイスでしたね!
給与が低すぎても、周りの人がいくらもらっているのか知らなければ転職しよう、退職しようという気持ちにはなりません。

自分の市場価値(想定年収や選考条件にマッチする求人数)がどれほどかミイダスで調べることも出来ますので、転職サイトなどで自分の仕事がどのくらいの給与水準なのかチェックしてみても良いでしょう。

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まとめ

円満退職するために使える退職理由と本音の退職理由を紹介してきましたが、大幅に違う結果でしたね。

会社に不満があるから辞めるという人が多いものの、円満に退職したい場合、会社への不満をあらわにすると会社批判と捉えられ、しこりを残して退職することになりかねませんので退職理由は慎重に選んだほうが良いでしょう。

ブラック企業などで働いていると退職を言い出せないという人もいますが、そういう会社で働いている場合は退職代行を使ってみてはいかがでしょうか?

退職したいけど怖くて退職出来ないという時に味方になってくれて、ほぼ100%退職出来ると評判です。

参考退職代行サービスSARABA公式サイト
https://taisyokudaikou.com