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転職サイトと転職エージェントの違いについて

転職サイトと転職エージェントの違いについて

転職する場合、何から始めればいいのか迷いますよね。私も初めて転職した時は勝手がわからず、いろいろと情報収集をして比較しました。

このページでは、転職回数5回の私がこれまでにいろいろと経験してきてわかった、転職エージェントと転職サイトの使い方を比較して紹介します。

たくさんの求人から選びたいなら転職サイト

転職エージェントと転職サイトの違いの1つが案件数で、基本的に転職サイトの方が大量の求人数を持っています。なぜなら企業側が求人を出す時に、転職エージェントを使うとコストがかなり高く、小さな会社では利用しづらくなっているからです。

一般的に転職エージェントを使って人を募集する場合は、転職者の年収の30〜40%の成功報酬がかかってくるなどコストがかなり高くつきます。

例えば年収500万円の人を一人雇うのにかかるコストは150万円〜と相当な金額になってきます。大企業や豊富な資金力のある企業は良いかもしれませんが、中小企業にとって転職エージェントを利用することはかなり勇気のいることになるでしょう。

それに比べ、転職サイトで求人募集をかける場合は1ヶ月間の掲載費用が比較的低予算なところで約20万円〜となっており、小さな会社でも利用しやすい料金形態となっています。

私の勤めていた会社はIT系の企業だったのですが通年人を募集していて、その時使っていた転職サイトがファインドジョブというITに特化した転職サイトでした。
ファインドジョブの掲載料は4週間で10万円という転職サイトの中でもかなり安い金額で利用でき、私の勤めていた会社のようにマンションの一室で社員が6人というような小さな会社に取っては非常に利用しやすい転職サイトだったと言えるでしょう。

このように、転職エージェントの場合は雇いたい人の年収に応じて非常に高額の利用料がかかることから、転職エージェントを利用できる企業は転職サイトを利用する会社に比べて少なくなってしまうのです。

アドバイスを受けながら求人を探したいなら転職エージェント

私が初めて転職をしたのが22歳の時で、新卒で入った会社を7ヶ月で退職し、辞めてから天職辞典という本をブックオフで買い、次はどんな仕事をしようか暗中模索し始めました。
新卒で入った会社は販売の仕事で、正直物を売る仕事よりも、何かを作る仕事の方が自分には向いているのではないかと思ってこの仕事を辞めてしまったものの何の仕事をすればいいのかが自分ではよくわかっていませんでした

そんな時に、『リクルートエージェント』という転職エージェントに登録したらいい会社に転職できるよと友人に教えてもらい、試しに登録したのですがスグに面談することが出来、22歳の右も左も分からないキャリアも実績も何もない離職中の若者にも非常に親身になっていろいろなことを教えてくれ、いくつもの案件を紹介してもらうことが出来たのです。

私の場合はこの時に「ものづくりをしたいのなら今の時代IT業界に進んだほうが将来が明るいです」とすすめてもらい、そちらの方向へ転職することになりました。ちょうどこの頃はライブドアがニッポン放送の株を買ったりしていてIT業界の勢いがとても凄かった時期で、転職活動も非常にスムーズに進みました。IT業界はおろか、オフィスワークすら全くの未経験だった22歳の私があっさり社内Webデザイナーとして採用されたのは本当にラッキーだったと感じます。

普通の人の場合、転職は何度も経験するようなことではないため、色々とわからないことが多いと思います。そんな時、相談にのってくれたりアドバイスをしてくれるのが転職エージェントであり、特に最初の転職を行う際は是非とも転職エージェントに登録して転職活動を進めてほしいと感じます。

手っ取り早く転職したいならエージェントがおすすめ

転職エージェントのメリットは、アドバイスを受けることが出来るという他にも転職活動がスムーズに進んで早く転職が決まるところにもあります。

転職が初めてだったりする場合はいろいろと勝手がわからず、自分で職務経歴書を作ったり、企業の研究などを行ったりする必要がありかなり多くの手間がかかりますが、転職エージェントはちゃんとした職務経歴書のフォーマットを無料でくれたり、書き方についてのアドバイスや添削を行ってくれたり、とてもスムーズに転職活動を進めることが出来ます。

特に企業研究については転職エージェントはプロであり、企業の情報を大量に持っています。自分では調べようのない内部の情報などを豊富に持っていたりするので、とても頼りになる存在です。

面接の日程や給与交渉など企業との調整も転職エージェントがやってくれるのでとにかく転職がスムーズに運びやすいです。

転職活動は通常、業界の下調べや応募書類の作成などの準備などを考えると3ヶ月程度は必要になってきますが転職エージェントを使った場合、早い人で1ヶ月程度で転職先が決まることもあります。

私の場合も、3度目の転職の際にはいろいろとミスを犯してどうなることかと焦りましたが、転職エージェントの方がバックアップしてくれたおかげであっという間に再就職することが出来ました。会社を辞めて3ヶ月以上経ってからやっと転職活動を始めたので結構焦り気味でしたが、大幅な給与アップも出来て転職エージェントを利用して本当に良かったと思っています。

転職サイトに登録するとスカウトがある

ここまでは転職エージェントでの転職について紹介してきましたが転職サイトを使った転職も行ってきましたので、転職サイトでの転職のメリットも紹介していきます。

まず、1つ目のメリットとして紹介したいのが転職サイトに登録して、職務経歴書などの基本情報を登録しておくと様々な企業からスカウトが来るという機能があることです。

スカウトとは転職者側が企業にアプローチするのではなく、企業側が転職者側にアプローチするという通常とは逆の転職活動です。
企業側がほしいと思える職務経歴であればお声がかかるシステムですので、積極的に転職活動をしなくても「今の会社よりもいい会社があれば転職したいな」ぐらいの状態の時にスカウト機能を使うと良いでしょう。

例えば、今まで転職したことが無くて、自分のキャリアがどの程度他の会社で通用するのかわからず、もしも転職して今よりも低賃金で悪条件なところしか見つからなかったらどうしようと迷っている場合、とりあえず転職サイトに登録してみてレジュメを入力し、スカウト機能を使ってみて企業からのオファーを待つという使い方をしてみると自分の市場価値が理解出来るかもしれません。

自分の経歴だと今の給料がMAXなんじゃないかと思っていても、もっと給料の高い会社からスカウトされるかもしれませんし、この業界はサービス残業や休日出勤の常態化が普通だと思っていても、スカウトをくれる企業はもっと高い年収で残業がほとんど無いようなホワイト環境の企業かもしれません。

世の中は広く自分の知らない会社もたくさんあるので、一度転職サイトに登録してスカウトを利用してみて、もしよい会社があれば転職するというやり方も一つの方法です。タイミングさえ良ければ、信じられない企業からオファーがあったりしますよ。

転職サイトではいろいろなコンテンツを利用できる

転職サイトのメリットの2つ目はサイト登録で使えるいろいろなコンテンツです。

転職サイトにはいろいろなコンテンツが用意されていて、職務経歴書の書き方や履歴書の書き方を始め、面接時の基本マナーや内定・退職準備など転職活動における必要な情報を記したページが用意されている他、『リクナビNEXT』に無料登録することで利用できる『グッドポイント診断』ではストレングスファインダーという自己分析ツールをもとにして自分の強みを知ることが出来たりします。

他にも『ミイダス』のように簡単な質問に答えていくだけで自身の市場価値を知ることが出来るコンテンツが用意されていたり、いろいろなコンテンツを無料で利用出来るようになっています。

本来はこういったサービスは無料では利用できず、専門の本を買ったりしなくては手に入らない情報となっています。なぜそれを無料で利用できるのかというと、転職サイト側としては利用者を増やすために提供しているものなので、無料で提供しても利用者が増えればそれでビジネスが成り立つという仕組みです。

転職者側からすれば非常にありがたいことなので、是非ともいろいろと利用していきましょう。

転職サイトはマイペースに転職先を探せる

転職エージェントは2人3脚で転職活動を進めることが出来て楽に早く転職先が見つかるというメリットがありますが、転職エージェントの担当者のスキルが重要だったり、もっといろいろな案件を紹介してほしいのに…と思ったりすることもあります。

転職エージェントは企業側からもいろいろな要求を求められていますし、自分の会社の売上ということもあるので転職者の希望するような業界ではなく、年収が上がりやすい(成功報酬が増える)業界を強引に進めて来たりもするでしょう(結果その方が良かったということももちろんあります)。

その点、転職サイトの場合は基本的に自分のペースで転職活動を進めることが出来て、スカウトが来たりしても興味が無かったり、魅力を感じなければいくらでも断っても構いません。

転職はシーズンによって募集をしている企業が入れ替わることがあり、タイミングが合わないと良い転職が出来ない可能性もあります。転職サイトに登録して気長に自分にあった企業が現れるのを待ちながら転職するという方法も出来るのが転職サイトを利用するメリットの一つでしょう。

転職エージェントと転職サイト両方登録しておく方が成功しやすい

転職エージェントと転職サイトを使った転職を紹介してきましたが、両方使ったことのある私としては転職エージェントも転職サイトも両方利用した転職活動をおすすめします。

特に初めての転職では勝手がわからないため、転職サイトだけを利用して、自分で選んで転職するのは成功率が下がる危険性もあります。転職のプロに転職の進め方を聞きながら転職活動を進めていくのが良いでしょう。
その時、同時に転職サイトでもいい会社を探しておき、紹介してもらった会社と比べて転職サイトの方が良ければそちらで転職することも出来ます。

私も転職の際は必ず転職サイトを複数利用し、転職エージェントも併用していました。そうすることによって様々な企業を比較検討することが出来るので年収を上げやすくなったり、労働条件があった会社に転職することが出来るようになります。

例えば、転職エージェントからゴリ押しで紹介された会社は、自分で調べてみると残業時間がかなり多く激務であるものの年収は今の2倍以上になる案件だったとします。
転職サイトで見つけた企業は、会社の規模こそ小さくマンションの一室で社員数6人しかいませんが、取引先を見ると有名な企業と直接取引していて残業時間は少なくポジションもスキルアップしていけそうなポジションだったら、私は年収が今と同じだとしても後者を選びます。

ワークライフバランスを重視して年収にこだわらずに将来的なビジョンを考えて転職するか、とにかく今すぐに年収を限界まで増やして稼ぎまくりたいと転職するか、それは転職者の価値観によって決まります。どちらの転職が正解なのかは人それぞれでしょう。

ただ、選択肢を増やすという点において、転職エージェントと転職サイトを両方利用するというのは、複数の自動車保険や引越し業者などに見積もりを依頼するのと同じようにより良い条件での転職を行うために是非ともおすすめしたいポイントです。

転職エージェントと転職サイトの違いを比較のまとめ

転職活動で転職エージェントを利用すればいいのか?転職サイトを使えばいいのか?についてそれぞれの特徴にポイントを絞って紹介しました。

まとめると転職エージェントを利用するメリットは、

と言ったところでしょう。

転職サイトを利用するメリットは、

となります。

あと、気をつけておきたいことは転職エージェントの場合、転職者のキャリアやスキルによって紹介できる案件がない場合は、登録してもサービスを受けることが出来なかったりします。転職エージェントによって得意な業界、業種があったりしますので転職エージェントも複数登録しておくことをおすすめします。

転職エージェントと転職サイトを比較して紹介してきましたが、転職サイトだけを利用して転職に成功する人は過去に転職を経験していて、職務経歴書をすでに用意してあったり、何度も面接を受けてきて、どういう質問がされるのかなどを知っている人が多くなります。

転職活動に慣れない人が転職サイトだけを利用して転職に成功する確率はどうしても低くなってしまいますので、何度も書きますが両方共利用するのがおすすめです。基本的に転職サイトも転職エージェントも無料で利用できるところがほとんど(有名なところで有料なのはビズリーチくらい)ですのでお金はかかりません。